【中学受験】国語が安定しない・足を引っ張る理由とその対策について

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中学受験において国語の点数を上げることは、受験生や保護者にとって重要な課題の一つです。国語の問題は文章理解や読解力を試すものが多く、その難易度は高いと言われています。

しかし、点数を上げるためには、理科や社会のようにただ暗記するだけでは不十分です。本当に国語の点数を安定させるだけの力をつけるためには、日々の努力と戦略的なアプローチが必要です。

本記事では、中学受験の国語の点数を上げるための効果的な勉強法や参考書、塾の選び方について詳しく解説していきます。

国語の点数に悩む受験生や保護者の皆さんにとって、この記事が国語力向上の一助となることを願っています。

中学受験の国語の難しさと点数が安定しない理由

中学受験の国語の問題は、文章理解力や読解力を試すものが多いです。一般的には、文章の要約や主旨を把握する問題や、作者の意図を推測する問題、文章内の語句の意味を理解する問題が出題されます。

これらの問題は、文章の意味や流れを理解し、適切な解答を選ぶ能力が求められます。また、作文や文法に関する問題もあり、自分の意見を適切に表現したり、正しい文法を用いたりする能力も問われます。

中学受験の国語の難しさは、単なる暗記では解決できない点にあります。文章の意図や論理的な展開を理解し、適切な解答を導き出すためには、読解力や論理的思考力が必要です。

そういった力は日々の様々な文章に触れて、言葉にどれだけ注意を払って生活しているかによって個人差が大きくなりがちです。

また、中学生や高校生ならまだしも読解や論理的な思考を、12歳の前後の子供が行わなければならないのが難しさに拍車をかけています

よく、「問題文によっては解ける」という方がいますが、それはその通りで、自分が今までに見たり聞いたり体験したことと関連すること、つまり背景知識がある文章に関してはスムーズに解ける可能性が高いです。

ただ、まだまだ小学生は人生経験も少なく、自分の体験に引き付けてイメージすることができない。結果として問題の内容が十分に把握できず、点数に結びつかないということが多々あります

自分がよく知っている、想像がつく問題はよくできて、見たことも聞いたこともないテーマの問題は全くできない。これが中学受験の国語の点数が安定せず、なかなか上がらない大きな要因です

中学受験の国語の点数を安定させる勉強法

国語の力は一朝一夕に伸びるものではないですが、しっかりと勉強をすることによって着実に伸ばすことが可能です。中でも大事なのは次の3つを意識することです。

1.毎日文章に触れる習慣をつける

2.問題演習をして解法パターンを掴む

3.記述練習をする

毎日文章に触れる習慣をつける

理想を言えば、国語力を向上させるためには毎日の読書が欠かせません。幅広いジャンルの本を読むことで、文章理解力や読解力が養われます

特に、難しい文章や新聞の記事など、様々な素材を読むことが大切です。読書を通じて、文章の構造や表現方法を理解し、国語力を高めることができます。

ただ、実際には読書を自分から進んでできるお子さんは稀だと思います

そんな方には、国語の文章問題を1題でもいいから毎日取り組むというのがおすすめです。ただ、この時に注意してほしいのは、どれだけ文章の内容を理解できているかです。

もちろん、問題に正確に答えるというのも大事なのですが、説明文なら筆者が何を伝えたかったのか、小説なら登場人物の関係性や心情の変化をちゃんと読み取れているかどうかを見てあげてください。

「これはどういうことを言いたかったんだと思う?」とか「登場人物はどんな気持ちでこの行動をしているの?」と発問をして、自分の言葉で説明してもらう勉強をしていってください。

問題演習をして解法パターンを掴む


国語の問題演習は、実力向上のために欠かせません。過去問や模擬試験を解くことで、実際の試験の難易度や出題傾向を把握し、対策を練ることができます。

また、間違えた問題や苦手な分野をしっかりと確認し、理解を深めることも重要です。定期的に問題演習を行うことで、着実に国語力を向上させることができます。

具体的には、問題演習を通じて説明文なら「指示語問題は傍線部の前を探し、探したところを当てはめて違和感がないかチェックする」、小説なら「情景から悲しい、楽しいなどの感情を読み取り、その理由を肉付けして解答を書く」などの国語の解法パターンを身に付けていくことが大事です。

これは算数ほど明確に解説している参考書も少なく、自分一人できちんと身に付けるのが難しい分野でもあります。個人的にはプロの講師から習うのが最短で国語の解法を身に付けられると思います。

独学での学習が難しい場合や、今通っている塾の指導で効果を感じられない場合は月額2,178円から気軽に試せるスタディサプリの映像授業もおすすめです

2週間は無料で体験もできるので、現状に不安を感じている方は一度試してみてください。

【スタディサプリ】中学受験の賢い使い方とは?活用法を徹底紹介します。>>

記述練習をする

記号問題はできるが、記述問題になると全然安定しないという方はアウトプットの練習をすることがマストです。

定期的にテーマを与えられて作文を書いたり、記述問題に答える練習をすることで、自分の考えをまとめる力や論理的思考力を養うことができます。

この際も、国語のルールに乗っ取って型にはめて書く練習をすることで、解答の再現性が高まり、結果として毎回の国語のテストで安定した点数を取ることができるようになります

また、答案を書いた後に子供が1人で解答と照らし合わせて答え合わせをするのは危険です。

親御さんや先生に添削してもらうことで、自分の課題や改善点を見つけることができます。適切なフィードバックがある作文練習を繰り返せば、文章の構成や表現力を格段に向上することができるでしょう。

中学受験国語の力を上げるための塾選び

国語の力を上げて点数を安定させていくためには、しっかりした教材で、正しい解法を身に付けることが大事になります。添削をしてもらい表現力に磨きをかけるというのも大事な要素です。

これらを踏まえて考えると、個別指導塾での学習が一番効果的だと思います

プロの講師から国語の読解問題への正しいアプローチ方法を学び、詰まっている点を指摘してもらう。これを繰り返すことで国語力はぐんぐん上がっていきます

集団塾に通っている場合でも、週に1回だけ個別指導塾を掛け持ちして苦手な国語だけフォローしてもらうというのがおすすめです。

個別指導でおすすめなのはプロの講師が1対1、もしくは1対2でしっかりと見てくれ、適切な読解の方法と記述の仕方を教えてくれる塾です

個別指導塾が難しい場合は、オンライン学習がおすすめ

とはいえ、近くに良い個別指導塾がない場合やどうしても通うことが難しい場合には映像授業やオンライン家庭教師を活用して国語力をアップさせることもできます。

特に中学受験国語の点数を安定させたい場合は、下記のサービスがおすすめです。

1.スタディサプリ

スタディサプリの小学生講座では、映像授業が見放題であり復習したいときにいつでも復習できるのが強み

とにかくわかりやすく論理的に解説してくれるので、国語が苦手なお子様にもおすすめです。

また、算数・理科・社会の授業も見放題なので、他の科目のフォローとしても活用できるというメリットがあります。正直これで月額2,178円なのは安すぎます

2.家庭教師のトライ


家庭教師のトライはオンラインで家庭教師を受けられるサービスを提供しています

良い個別指導塾が周りにない場合や、送迎が難しく通塾出来ないといった場合でもハイクオリティな授業を受けることができおすすです。

国語がどうしても苦手という方は、徹底的に個別指導を受け国語に対する正しいアプローチ方法を学びましょう。

3.Z会


Z会も中学受験専用のコースがあり、数多くの名門校への合格者を輩出しています

こちらはスタディサプリのように映像授業を使って学んでいくスタイルとなりますが、月例のテストや志望校専門の対策プログラムもあり、中学受験に特化しています。

テキストも要点が絞られており、コスパ良く国語の力を伸ばしていくことが可能です。

まとめ

中学受験において、国語は2科受験・4科受験にかかわらず重要な科目ですが、暗記だけではどうしようもないことや適切な読解方法を学びにくいという特性上、独学が難しい科目です。

また、人生経験によって読める・読めないが別れてくるので、点数が中々安定しなかったり上がらなかったりすることが多々あります。

特に国語に苦手意識を持っている場合は、集団塾の勉強を続けているだけでは不十分で、別の角度から教えてもらい克服していく必要があります。

一番良いのは個別指導塾に通うことですが、それが難しい場合はオンラインでの学習もおすすめ。気になるサービスがあればまずは資料請求と無料の体験授業を受けてみてください

オンラインサービスの特徴などは次の記事に詳しくまとめているので、参考にしてください。

【小学生】オンライン塾や家庭教師で中学受験は十分に可能です。>>

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