勉強中についつい独り言がでてしまい、周りから「うるさい」と言われたことはないでしょうか。
僕自身は中学生のときに好きな女の子と一緒に図書館で勉強していたのですが、どうやら独り言が結構な音量で漏れていたらしく、ガチギレされた記憶があります。
そんな自分を正当化するわけではないですが、独り言が持っている力とそれをより意識的に高めるテクニックをお伝えしていきます。
独り言は最強の勉強法
僕的には独り言は最強の勉強方法だと思っています。どうしてみんなやらないのか不思議なくらいですが、独り言のメリットを端的に表すとインプットとアウトプットが同時にできるということです。
勉強した文章や考え方を自分の口から出すことによってアウトプットをしつつ、それを自分で聞きながらインプットをし直すことができます。どんなことを勉強するにしてもインプットだけ、アウトプットだけというやり方では効率が悪いです。
特に日本の学校教育や受験勉強においてはインプットが重要視される傾向がずっとあるため同時にアウトプットができる勉強法というのは周りにも差を付けやすいのです。
デメリットがあるとすればうるさいので自分の部屋くらいでしかできないこと、意識の仕方で効率が悪くなるということです。次に僕が思う正しい独り言勉強の仕方を詳しくお伝えしていきます。
具体的な独り言勉強のやり方
例えばあなたが次の文章を勉強しているとしましょう。
・I want something hot to drink.
これをブツブツつぶやきながら書いたりしていると、格段に記憶に残ります。ただし、ただ呟いているだけでは不十分だと僕は思っています。
独り言をしながらやってほしいのは「なぜそうなっているのか?」を考えるということ。僕が上の文章を勉強しているとすれば、以下のようなことを考えながら呟きます。
・wantは目的語をとれるから他動詞だな
・somethingは後ろに形容詞が来るんだった
・to drinkは不定詞の形容詞的用法ってやつだな
このように自分が習ったり勉強したりして知っている知識を浮かび上がらせるきっかけとして独り言を活用するイメージです。
「独り言がいいらしいから」やるでは正直あまり効果はないと思います。上で紹介したように意識の仕方を変えるだけで復習も同時にできて最高です。
このように独り言学習法は意識さえすれば最強の学習法になり得るんですが、正直もっと良い学習法があると僕は思っています。最後にその学習法を伝授します。
独り言から1人授業へ切り替える
僕が思うに、より効果的な勉強方法とは「1人授業」をすることです。
これはあまり一般的な用語ではないと思いますが、僕自身やめちゃくちゃ賢い友人たちも声をそろえておすすめしている勉強法です。
どういう方法かと言うと、自分で勉強をしたことをあたかも目の前に生徒がいるかのように順序立てて説明していくという勉強法です。あらゆる勉強についてこの方法が応用できると確信しています。
例えば先ほどの英文の例で言うと以下のようになります。
・I want something hot to drink.は「私は何か温かい飲み物が欲しい」という意味です。
・wantは「~したい」というときはwant to doの形ですが、今回のように「~が欲しい」という意味で使うときは直後に名詞(目的語)を置きます。
・またsomethingは後ろに形容詞を置かないといけないのでhotが後ろにあります。
・to drinkは不定詞の形容詞的用法です。形容詞なので名詞であるsomethingを後ろから説明しています。ちなみに後ろから説明するのを後置修飾と言います。
…みたいな感じで目の前の仮想の生徒に説明をしていくイメージです。
先ほど独り言のところで「なぜそうなるのか?」ということを意識するようにお伝えしましたがこれはそれをよりパワーアップさせたものです。もし自分が説明に詰まったらそれは言語化できるほど理解ができていないということです。
こう言うと「説明できなくても何となくはわかっているからいいでしょ」という意見が出てくるかもしれません。確かに選択肢などのヒントが与えられていればある程度の大雑把な理解でもいいかもしれませんが、本当に力をつけてどんな問題にも対応するためにはアウトプットできるレベルまで理解しておく必要があります。
最初の内はよどみなく説明ができずに嫌になるかもしれませんが、そのたびに調べて自分の言葉で説明するということを繰り返していると本当に力がついてきます。
まとめ
アウトプットとインプットという点から言って独り言勉強法は有効だと言えます。しかし、独り言をしながら様々なことを意識して思い出しつつ理解を深めていくという意識が必要不可欠だと思います。
その点をもう少し意識的に行えるのが1人授業です。最初は奇妙に思うかもしれませんが、僕自身は最強の勉強方法だと確信しています。ぜひ取り入れてみてください。ただし、自分の部屋でやることを忘れないように笑。
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