文系学部の特徴とおすすめランキング!理系との違いはちゃんと分かってる?

勉強法

文系と理系はどこが違うのでしょうか。高校生の中には自分が文理どちらに進むか迷っている人もいれば、大学の学部をどうしようか悩んでいる方も多いと思います。

この記事では文系と理系の違いと、おすすめの文系学部のランキングを独断と偏見で紹介しています。気になる方は最後までお付き合いください。

文系学部と理系学部の違い

まず、文系学部と理系学部は、専門分野や学ぶことができる内容が異なりますが、具体的にどういった点が異なるのでしょうか。以下では、文系学部と理系学部の違いについて紹介します。

①:学ぶ分野が異なる

文系学部では、言語や人文科学、社会科学などの分野を学びます。一方、理系学部では、数学や物理、化学、生物学などの自然科学的な分野を学びます。

ただ、多くの大学のカリキュラムでは、1年次や2年次には一般教養科目・基礎教養科目として文系でも理系内容を、理系でも文系内容を学習することが必須です。

②:学ぶ方法が異なる

文系学部では、主に読書や論文の読解、ディスカッションなどを通じて学び、テキストと向きうことが多いです。(もちろん、心理学部のように実験を行ったり、経済学部や社会学部のようにデータを取り扱う学部もあります。)

一方、理系学部では論文を読むのはもちろんですが、実験や観察、数学的な論理的思考などを通じて学びます。大学の理系の先輩はずっと学部棟に籠って実験をしていました…

③:就職先が異なる

文系学部の卒業生は、一般的には広告、出版、マスコミ、教育、行政などの職種に就職することが多いです。基本、文系の場合は就職してから職務上必要な技能を身に付けていきます

一方、理系学部の卒業生は、IT、エンジニア、医療、研究開発などの職種に就職し、習得した技能を活かして活躍するケースが多いです。

➃:給与水準が異なる

一般的に、理系学部の卒業生の給与水準は、文系学部の卒業生のそれよりも若干高い傾向があります

これは、理系学部の卒業生が求められる技術やスキルが、市場価値が高いためであり、文系学部出身者は就職後に一から仕事で求められる能力を身に付ける必要があるからです。

ただ、この点に関してはそれほど気にする必要はないではないかというのが僕の意見です

>>文系はオワコンで頭が悪いのか。意味がないという意見を考えてみた

➄:思考方法が異なる

文系学部では、倫理観や思考力、表現力を養うことが重視されます。一方、理系学部では、数学的な論理的思考力を養うことが重視されます。

また、文系学部では、社会問題や人間の心理などを探求することが多く、理系学部では、自然現象や物質の性質を探求することが多いです。

文系学部の特徴

次に文系学部の特徴を軽く紹介しておきます。

文系学部は、言語や人文科学、社会科学などの分野を専門とする学部です。大きく分けると次のような特徴があると言えます。

①:言語や文化を学ぶことができる

文系学部では、言語や文学、文化、歴史、哲学などの分野を学ぶことができます。これらの分野は、人間の知的・文化的な側面に関するものであり、人間の行動や社会における役割を理解する上で重要な役割を果たしています。

高校まででも、歴史や倫理、言語などについては学んでいますが、より幅広くより専門的に深めていくというイメージです。

②:社会問題に対する考え方を身につけられる

文系学部では、社会現象や社会問題、社会システムなどを学ぶことができます。これらの分野は、社会における問題や課題を理解し、解決策を考える上で必要な知識や考え方を身につけることができます。

後ほど紹介しますが、社会学部などでは社会問題に対する分析方法や解決策を考えていくことになります。

③:倫理観や思考力が養われる

文系学部では、倫理観や思考力を養うことができます。例えば、哲学や宗教に関する授業では、生きる意味や価値観について深く考えることができます。また、社会科学に関する授業では、論理的な思考力を養うことができます。

他にも経済学部や社会学部ではデータを分析する際に統計学的な手法や、ミクロ経済学といった数理的な手法が求められる場合もあります。

➃:コミュニケーション能力が向上する

文系学部では、コミュニケーション能力が向上するという特徴があります。これは単にコミュ力が上がって色んな人と積極的に話せるようになるということではありません。

言語や文化、社会問題などの分野を学ぶことで、様々なバックグラウンドへの理解が高まり、結果として異なる文化や背景を持つ人々との対話がスムーズになるということです。

文系学部おすすめランキング

最後に、文系学部の中でもおすすめのランキングを独断と偏見で作ってみましたので紹介します。

各学部ではどういったことを学ぶことができるのかも合わせて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

1位: 法学部

法学部は、法律や社会の仕組みを学ぶことができる学部です。法学部出身者は、企業や公務員、弁護士など、幅広い分野で活躍しています。

法学部で学べること

法学部で学ぶことができる主な内容は、以下の通りです。

・法律の基礎知識の習得

・法律実習

・幅広い周辺分野の知識の習得

まず、法学部では憲法、民法、刑法、商法など、法律に関する基礎的な知識を習得できるのは言わずもがな、弁護士、裁判官、検察官などの法曹関係の職業を目指す場合は、法律実習を通じて実践的なスキルを身につけることができます。

また、数学を使うというわけではないですが、法律という特殊な言語の運用を学ぶため文系学部の中でもロジカルな思考方式を身に付けることができると言えます。


さらに、歴史、哲学、経済学、社会学など、法律に関連する分野の学習も行われるため、幅広い人文科学系の基礎知識を習得できると言えます。法律に限らず政治学系の勉強もできるのが特徴です。

2位: 文学部

文学部は、言語、文化、歴史、哲学などを研究する学部であり、文学、言語学、歴史学、哲学などの学科が含まれます。文学部出身者は、出版社やマスコミ、教育機関、芸術関係などの分野で活躍しています。

文学部で学べること

文学部で学べることは次のように分けることができます。

・幅広い教養を身に付けることができる

・人間についての理解を深めることができる

・表現力や感性を伸ばす

まず、文学部ではテキストを通じて言葉や表現、思考力、判断力など、幅広い教養を身につけることができます。多様な作品に触れることで自己を相対化することが可能です。

一言で言えば、人文科学は人間を理解し、人間の表現や思考を深く掘り下げることに関わる学問であり、そのような教養を一番身に付けられるのが文学部と言っても過言ではないでしょう。

また、文学部では、小説や詩・エッセイなどの創作にも力を入れています。作品の分析や批評を通じて、創造的な表現力を習得することができ感性が向上することを期待できます。

3位: 社会学部

社会学部では、社会現象や社会問題、社会システムなどを研究する学部です。社会学部では、政治・経済・法律・文化などに関する知識も利用し、社会現象をより深く理解・分析しています。社会学部出身者は、企業や団体、公務員、研究者など、幅広い分野で活躍しています。

社会学部で学べること

社会学部で学べることは以下のようにまとめられます。

・社会問題の研究

・社会現象の分析

・統計分析などの研究方法

社会学部では、貧困、格差、差別、犯罪、教育、家族、マスメディアなどの社会問題に対して、科学的に分析することが求められます。社会問題に対する研究や解決策の提言に重点が置かれます。

また、社会学部では社会的現象を様々な観点から分析することができます。人口・労働・都市・環境・文化・国際関係など、幅広い分野にわたって研究を行うことができます。


社会学部では、文系学部には珍しい研究手法を学ぶこともできます。よく用いられるものとしては、統計分析やアンケート調査などの量的研究と、フィールドワークやインタビュー調査などの質的研究があります。

4位: 経済学部

経済学は、経済現象や経済政策について研究し、経済の仕組みや問題点について深く理解するための学問分野です。経済学部では経済理論やビジネス、マーケティングなどを学ぶことができます。また、経済学部出身者は、金融機関や証券会社、企業、政府機関などで活躍しています。

経済学部で学べること

経済学部で学べることは以下の通りです。

・経済現象や政策についての視野

・数理的な分析手法

・論理的な思考法

経済学部では、社会全体に与える影響を考えながら、経済現象を分析することが求められます。財政政策や金融政策、国際経済、産業政策などの政策分野にも深く関与することができます。

また、地域経済や産業経済など、細かい規模での経済現象にも着目することで、地域の産業構造や企業の競争環境などのより詳細な分析も行っています。


さらに、経済学部では、マクロ経済学やミクロ経済学、計量経済学など、数理的な分析手法を学ぶことができます。これによって、データや統計情報から経済現象を論理的に分析することができ、状況に対して適切な対応を考え、解決策を提案する能力を磨くことができます。

5位: 心理学部

心理学部は、人間の行動や思考、感情について科学的に研究し、心理的な問題を解決するための技術を学ぶことができます。心理学部出身者は、医療機関や福祉関係、企業などで活躍しています。

心理学部で学べること

・人間の心理分析

・心理的な問題に対するアプローチ法

・科学的な分析手法

心理学部では、認知心理学や発達心理学、社会心理学など、幅広い分野を研究し、人間の心理について学問的に深く理解することができます。

また、心理的な問題を解決する方法について学ぶことができます。例えば、カウンセリングや認知行動療法などの心理療法の理論や技術を学ぶことができます。また、教育現場での心理的支援や企業でのストレスマネジメントなどにも役立ちます。

さらに、心理学部では実験を通して学習することも多く、研究や実験の設計や解析方法を学ぶことができます。これによって、心理学的な現象を科学的に研究するための能力を身につけることができます。

まとめ

文系学部と理解学部の中には様々な違いがありますが、テキストと向き合い言語・文化・社会問題・歴史など幅広い人間の活動に興味がある人が文系に向いていると言えます。

今回紹介したもの以外にも文系学部はたくさんありますし、最近では文系・理系の垣根を超えた研究ができる学部も続々できてきています。自分の興味を見極めて学部を選択していってください。

ただ、どの学部を選ぶにせよ、厳しい大学入試を突破しないといけません。基礎学力を今のうちに鍛えて、周りに差を付けていくことが重要。何をやればいいか分からないならスタディサプリがおすすめです

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